循環器科

循環器科

 2013年からの3年半名古屋の茶屋ヶ坂動物病院で循環器疾患の治療(循環器疾患の診断、治療や僧帽弁閉鎖不全症の外科手術など)を行ってきました。
 最近は、犬の僧帽弁閉鎖不全症や猫の心筋症に対してガイドラインが作られ、それに沿って治療することが推奨されています。そのためには一般身体検査、レントゲン、超音波検査、心電図などを行って総合的な評価が必要となります。
経験や知識を活かしその子にあった治療を行っていきたいと思います。
 また、ここ数年で犬の僧帽弁閉鎖不全症に対して内科治療だけではなく、根治的な外科手術もいくつかの施設で実施されており優れた成績を残しています。手術希望である場合は、2次診療施設への紹介もさせていただきます。

学会発表

2013年 ​巨大な左心耳を呈した重度の慢性僧帽弁閉鎖不全症で僧帽弁形成術を実施したシュナウザーの1例
(中部小動物臨床研究会年次大会)
2014年 ​体外循環における限外濾過の有用性の検討
(中部小動物臨床研究会年次大会)
(動物臨床医学会年次大会)
2015年 ​体外循環における予測ヘマトクリット値と循環血液量に関する考案
(中部小動物臨床研究会年次大会)
(動物臨床医学会年次大会)
2016年 完全体外循環の復温における血圧変動に関する検討
(中部小動物臨床研究会年次大会)

​論文

2017年 Mihara, K., Kanemoto, I., Sato, K., Mori, T., Abe, H., Niimi, S., Yamada, K., Ohira, K., Andou, T., & Hirakawa, A. Open heart surgery with deep hypothermic cardiopulmonary bypass and more than 90 minutes of aortic cross clamp time in 10 small dogs. Veterinary Science Development.2017, 7(1).