犬の消化管異物

今回は、犬の消化管異物の症例について紹介します。

他院で避妊手術をして数日してから調子が悪いということで来院。

数日対症療法をしていましたが、食欲がなくなり、下痢がひどくなったため超音波を実施しました。

腹部超音波で確認すると腸重積を疑う所見が認められましたので緊急手術を行いました。

*赤枠;腸重積(腸が腸の中に入り込んでいる状態)を疑う所見です。腸の中に何か入っているように見えます。
*青枠;超音波で見えていた腸重積の部分です。
*青枠;異物で消化管が閉塞しており、それにより腸重積を起こしていました。取り出しているのは異物です。
*赤枠;異物を取り出した後の小腸です。色が悪くなっていたため腸を切除しました。

取り出した異物は、避妊をした後に傷口を保護するためのガーゼでした。

飼い主様もガーゼを気にしていることは気づいていたみたいですが、飲み込んでいるとは思っていなかったみたいです。

今回は他院での避妊手術の後で起きたこともあり、最初の時点で状況を把握することが難しい症例でした。

今後はこのようなことも気をつけて診察をしなくてはいけないと思わされました。

小腸もある程度の長さを切除していたため術後が心配でしたが特に大きな問題はありませんでした。

現在手術して1年程度経っていますが元気に過ごしています。

同じような症状でお困りの方は
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