今回は皮膚にできた腫瘍の症例を紹介します。
5年前から左の腰にあった1cmぐらいのできものが、
この一年ぐらいで徐々に大きくなってきたということで来院されました。
病変部は柔らかく、細胞診を行うと中身は液体で全部抜くとできものは消えてしまう状態でした。
2回ほど液体を抜いて経過を見ましたが1−2週間ほど経つと再び液体が溜まる状態でした。
液体からも悪性腫瘍を疑うような細胞は認められませんでした。
5年前からあったということと液体を抜くと出来物が消えてしまうことを考えると良性の腫瘍や病変の可能性が高いと
考えられました。
できものの中身がでてこないように丸ごと辺縁切除を行いました。



できものは「毛包上皮腫」という良性腫瘍と診断されました。
病変部は完全に切除されていましたので基本的に完治が期待できます。
半年程度経ったところで来院した時には毛もすっかり生えて縫った場所は、わからないようになっていました。
皮膚のできものは、細胞診(無麻酔で針を刺して細胞を確認する検査)で悪性腫瘍と診断できることもあります。
今回の場合は細胞診ではっきり診断できませんでしたが、経過と液体が主に溜まっており中身の詰まったできものではなかったので
良性のものと考えて辺縁で切除しました。
場合によってはしっかり診断をつけてから切除方法を考えた方が良いものもありますので、その時の状況によって診断方法は変わります。
同じような症状でお困りの方は
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