皮膚の良性腫瘍(犬)②

今回も皮膚にできた腫瘍について投稿します。

今回の症例はまず生検を行って診断がついてから切除した症例です。

耳の近くのできものでトリミングへ行った時に指摘されたということでした。

針で細胞を確認してみるといわゆる「上皮系の細胞」が取れていました。

腫瘍の可能性は高いですが、良性か悪性かは判断できませんでした。

悪性腫瘍(がん)の場合だと広範囲の切除が必要ですが、場所は顔面神経も近い場所で広範囲に切除と

なると困難と考えられましたので病変の一部を切除して、診断がついてから切除範囲を決めることにしました。

*青枠:気にして掻いており一部出血しています。

検査の結果は「毛芽腫」という良性腫瘍であり完全切除すれば完治するということでした。

良性腫瘍でしたのでマージンはほとんどとらずに辺縁切除を行いました。

*切除した後の写真です。腫瘍を傷つけないようにして切除しています。

*縫合しましたが特に皮膚のつっぱりはなく、問題なく傷は治りました。

この子は、その後も再発はしておらず、元気に過ごしています。

麻酔の回数や費用はかかりますが、基本的には今回のように病変部を少し切除して

診断がついてから手術することを推奨しています。

合併症が出やすい場所や当院で手術が困難と考えられた場合は、

二次診療施設への紹介も行っております。

同じような症状でお困りの方は
あわの動物病院(岐阜市岩崎332-1)までご相談ください。
📞 058-236-1025(9:00-12:00/16:00-19:00)