今回は、犬の膀胱結石による尿道閉塞した症例を紹介します。
犬、猫ともにオスで起きやすい病気です。
特に冬になると水を飲む量が減るため、おしっこが濃くなってしまい膀胱に石が出来やすくなると言われいます。
今回の症例は他院で治療をしていたみたいなのですが2、3日前からおしっこが出なくなったということで来院しました。
レントゲンで確認すると尿道に石を2つ、膀胱内にも複数見つけることができました。

*青枠は膀胱のいしです。小さいものや大きいものがあります。
石を膀胱内に戻しても、再び石が尿道に詰まると考えられたので、尿道の石を全て膀胱に戻して
膀胱を切開して石を取り出すことにしました。

先ほどの状態で膀胱の石をとっても全く意味がないのでしっかり尿道内に石がないのを確認します。

逆に中途半端な大きさの石が尿道閉塞の原因になります。
取り出した石はシュウ酸カルシウムという成分でした。
シュウ酸カルシウムの石が一度できてしまうと治療法はなく(石の種類によっては食事療法で消えるものもあります。)、
手術で取るしか方法はありません。
ただシュウ酸カルシウムをとっても再びできる可能性があるので今後も注意が必要です。
シュウ酸カルシウムに対して根本的な治療はないですが、
水分をたくさん取ることは重要とされています。
水分をたくさん取ることでおしっこが薄くなり石が出来にくくなります。
この症例もおやつや食事にも気をつけながら、食事をふやかしてもらって水分をしっかり取れるように
しています。
同じような症状でお困りの方は
あわの動物病院(岐阜市岩崎332-1)までご相談ください。
📞 058-236-1025(9:00-12:00/16:00-19:00)