2024年3月29日
毎年３月ぐらいから散歩をするわんちゃんや外へ出る猫ちゃんはマダニに刺されることがあります。
今年は暖かいこともあり２月からマダニに刺された症例も当院には来ていました。
マダニは人に対しても刺します。
マダニに刺されることで人では「マダニ媒介脳炎」「日本紅斑熱」「SFTS（重症熱性血小板減少症候群）」などに感染することがあります。
最近は、特にマダニに刺されたことによる
「SFTS（重症熱性血小板減少症候群）」
が注目されています。
この病気は人や猫や犬で感染します。
猫や犬も発症した場合の死亡率は高く猫では「60-70%」犬では「20-30%」と言われています（人の死亡率は11-27%と言われています）。
最近では、SFTSを発症した犬猫から人に感染したり、発症した人から人への感染も報告されています。
下に国立感染症研究所へのリンクを２つ貼っておきますのでご興味ある方はアクセスしてみてください。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrs/12572-530p01.html
今は昔と違い室内で一緒にわんちゃんや猫ちゃんと暮らしていることが多く一緒に寝ている飼い主さんも多いと思います。
お互い安心に生活するためにも当院ではマダニ、ノミに関しては３月からの予防をお勧めしています。
